社団法人 東京都獣医師会

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学校動物飼育支援事業

トピックス

  1. 平成23年度 「動物ふれあい教室」を都内20校で実施

    東京都獣医師会は、東京都教育委員会の委託を受けて、動物飼育活動の教育的活用を目的とした「動物ふれあい教室」支援を20自治体の各1校、合計20小学校で実施。この委託事業により、3年間で60自治体の小学校で実践する予定。これにより都内の当該自治体教育委員会ならび学校等と、地域獣医師会とのより良い交流を期待するが、本年度は、東京都獣医師会の15支部内の以下の地域から一校づつ合計20校で実施された。なお、県教育庁がこの事業を委託するのは全国初の事例である。

    平成23年度実施校

    江戸川区立清新第二小学校 武蔵野市立第一小学校 八王子市立楢原小学校 墨田区立小梅小学校 江東区立数矢小学校 立川市立第一小学校 西東京市立保谷小学校 福生市立福生第一小学校 日野市立滝合小学校 葛飾区立南綾瀬小学校 瑞穂町立瑞穂第五小学校 目黒区立宮前小学校 品川区立中延小学校 中野区立塔山小学校 昭島市立拝島第二小学校 渋谷区立鳩森小学校 国分寺市立第九小学校 奥多摩町立氷川小学校 東大和市立第七小学校

    目黒区立宮前小学校での「(学校の動物との)ふれあい授業」様子

  2. 東京都教育委員会、生活科向けポスター作製配布

    2011年10月初め、都教育委員会指導部は、獣医師会の協力をえて作成した子ども向けポスター「どうぶつのきもちわかってほしいな」を都内全公立小学校生活科の教室に配布

    教育委員会が作成し、配布したのは、全国初めの実践

  3. 学校獣医師養成講座案内

    学校動物飼育支援 学校動物の適正飼育と衛生管理”の研修会
    ★どなたでも,ご興味のある方はご参加を!

    • 日時:24年1月22日(日)午後1時から3時半
    • 会場:日本獣医生命科学大学 動物医療センター5階
      (中央線武蔵境南口下車2分)
    • 内容:講演「うさぎの飼い方、病気の見つけ方
    • 講師:林 典子 先生 (練馬区開業)


    ※クリックでPDFファイルが開きます

    東京都獣医師会学校飼育動物委員会

    終了後、第4回東京都獣医師会支部担当者会議を開催します。

 本会では、小学校等の動物飼育が愛情深く行われ、そのことで子どもたちの心の教育、命の教育、科学・生物教育に役立つことを願って学校飼育動物委員会を設置し、以下の事業を行っています。

本会の都内全域の開業獣医師会員は、都内27支部に於いて地域自治体における公立小学校等での動物飼育活動を支援しております。
(平成21年度自治体別学校動物飼育支援体制一覧)

そのために、獣医師会本部では、以下の事業要綱と活動内容を示して、学校飼育動物委員会を中心として事業を推進しています。(東京都獣医師会学校飼育動物活動事業要綱・飼育支援内容の自治体との契約雛形)


社)東京都獣医師会の学校動物飼育関連事業

(社)東京都獣医師会では、以前より学校動物に対する疾病治療、飼育相談指導を本会会員が自発的に行って参りました。都市型社会と核家族化は、子ども達が生き物に触れ合う機会と人の誕生や死別に出会う機会を少なくしました。そうした中で、学校動物を適正に飼育することによって、動物とふれあい、世話をし、時には死に遭遇することによって生き物への慈しみ、命の尊さを学ぶことの重要性が認識されています。

 私達は動物に関わる専門家の立場から、学校動物が安全にかつ愛情深く飼われるよう助言と支援をして行きたいと考えております。その上で教育現場の先生方が、子ども達に楽しい飼育活動を提供できるように協力していきたく次の事業を行っています。

  1. 学校動物飼育モデル校事業

    学校動物との触れ合いによっておこる子供達の心の変化を表現するひとつとして作文コンクールを行う。

  2. 小動物感染症対策(教育現場型)事業

    学校飼育動物の健康状態および衛生状況を調査し、必要な助言をする事業を行う。(心配するような事例は報告されていません。)

  3. 学校動物飼育講習会

    学校動物飼育の課題への対応・成果などの事例の普及を行う。都教育委員会の要請により、都教職員センター主催の教員研修に講師を派遣しています。また各支部では、それぞれの行政の要請により、教員研修に協力しています。

  4. 学校飼育動物の死体検案と埋葬支援

    学校飼育動物の死亡に際して、学校の依頼を受けて、東京都動物霊園協会の協力により検案し埋葬する。

    ※会員専用ページに掲載してあります。会員のダウンロードが可能)

  5. 学校への資料提供
    1. 衛生不安を回避して飼育する方法
    2. 動物の餌について
    3. 夏の対策
    4. 冬の対策・巣箱の作り
    5. 鳥インフルエンザについて
    6. モルモットの飼い方と留意点
  6. 関連イベント案内
    都委託事 学校獣医師養成講座(24年度)


社団法人東京都獣医師会学校飼育動物委員会メンバー

平成25年3月まで

担当副会長 小林元郎 世田谷支部 03-3417-3018
(成城こばやし動物病院院長)  
担当理事 中川美穂子 北多摩支部 0422-53-7099 
(中川動物病院院長)

委員会
委員長 大村知之 武蔵野三鷹支部 0422-29-7887
(おおむら動物病院院長)
副委員長 西野 朗 江東支部 03-3630-6678
(清澄動物病院院長)
委 員 青木貢一 町田支部  042-725-7366
(青木犬猫病院院長)
風祭 泰一 練馬支部  03-3991-7533
(風祭動物病院) 
長谷川 承 世田谷支部 03-5758-6658
(アルマ動物病院)

学校の飼育に関する質問ご相談は、上記担当理事並びにもよりの委員、あるいは下記獣医師会本部にご連絡ください。

東京都獣医師会 03-3475-1701


平成21年度

学校動物飼育モデル校事業(作文コンクール)表彰式報告書

主催:社団法人東京都獣医師会  後援:東京都教育委員会

協賛:アニコム損害保険株式会社

本会は平成13年以来、東京都教育委員会の御協力を得て、小学校での動物飼育活動をもとにした作文コンクールを開催しています。第9回目の本年度の応募は12校でした。10月末には応募校から3・4年生を中心に、1年生から6年生までの119作品がよせられ、12月21日の審査会を経て、3月9日に21名のお子さん方が表彰されました。21名の受賞者には作文集のほか、さえぐさひろこ著「りんごあげるね」を差し上げ、栄誉をたたえましたので御報告いたします。

表彰式概要

日 時:平成22年3月9日午後3時半から4時半
会 場:東京都教職員研修センター 803研修室
参加者:総勢73名

  • 受賞児童:入賞者10名(欠席1名) 入選者11名(欠席1名) 保護者27名
  • 学校関係者
    大田区立赤松小学校
    八王子市恩方第二小学校
    府中市立新町小学校
    町田市立大戸小学校
    小平市立鈴木小学校
    西東京市立柳沢小学校
    中野区立鷺宮小学校
    立川市第八小学校
    町田市立南第四小学校
    小平市立小平第十五小学校
    西東京市立保谷第二小学校
  • 審査員
    日置光久文部科学省視学官
    新谷珠恵東京都小学校PTA協議会会長
    村中志朗東京都獣医師会会長
    宮下英雄聖徳大学大学院教授(審査委員長)
    和田栄治東京都教育委員会指導主事
  • 来賓
    アニコム損害保険株式会社 島村麻子
  • 獣医師会スタッフ
    中川美穂子理事
    郷野 栞理事
    日比野孝副委員長
    大村知之委員
    渡辺隆之理事
    伊庭高義委員長
    佐藤 至委員

優しいお子さん方の誇り高い様子と、観察力と愛情にあふれた作文に接することができ、楽しいひと時を参列者ともに共有しました。

式典終了後
子ども達を囲んで
審査員、主催者、学校の先生がたと



○餌について

社団法人 東京都獣医師会

学校飼育動物の餌について留意点
基  本: 毎日、食べ残しを片付ける。新鮮な水と餌を与える。水不足は死につながる。
固形飼料: 数ヶ月保存すると劣化するので、食欲をみながら、毎月1 袋ずつ購入する。特に夏季には買いだめをしない。
*餌代と汚れが酷くなるので、動物の飼育数を増やさない。
飼育数: 理想的には、チャボとウサギ、2 羽ずつの1家族を飼い、繁殖制限をして、世話が早く終わり、たっぷりのふれ合いタイムが持てる「楽しい飼育」にする。

ウサギ: 生後6ヶ月以上の成獣は、維持飼料として蛋白やカルシウム等が少ない餌を主にする。
*イネ科の草(乾草チモシー)、他の草、野菜。
目安:身体の大きさと同じくらいの量を1日2 回
個体差があるが、あまり食べないときは相談を。
*固形飼料:一日に、1匹あたり大匙1〜2杯以上は与えない。
(尿結石の原因になり、膀胱や腎臓を傷める)
チャボ: 配合飼料に野菜や草を細かく切って混ぜる。(大きいと食べられない)
配合飼料:10年才くらいまでは「採卵鶏用」与える
(農協のが最適で、20キロ1500円ほど)
これもダニが発生したり、劣化するので、1ヶ月で消費するように購入。涼しいところに保存。
モルモット: ビタミンC の要求量が高い。生後6 ヶ月以上の成獣は、野菜や草や乾草を主にするが配合飼料も与える。
配合飼料: ビタミンC が強化されている。これは劣化しやすいので、1ヶ月で消費するように購入する。
小  鳥: 一日絶食(餌・水)すると半数が、一日半絶食すると全羽数が死亡する。毎日、餌箱の空の殻皮を、よく吹き飛ばして餌の量を確かめ、新鮮な水と餌を与える。
配合粒餌:着色のないものを選ぶ。金槌でたたいても、潰れないような餌は小鳥も食べられないので、新しく良いものを選ぶ。
青草:週に数回、鳥が引きちぎることができるように固定して、与える。菜っ葉も同様。

学校飼育動物の冬の対策

社)東京都獣医師会

寒い冬、自然界のウサギは、巣穴に入って生活します。チャボやニワトリは、原産地が東南アジアと元来暖かい地域に住む動物ですから、寒さには弱いのです。
これらの動物には、11月になったら巣箱を与えることが必要です。動物の健康への配慮を行うことで、子どもたちは命の大切さに気付いてくれることでしょう。

巣 箱
  • 木製でつくるが、雨がかからないところならダンボールでも良い。

ウサギ(1〜2匹用)

  • 寸法は、間口45cm、奥行き40cm、高さ40cmぐらいの箱
  • 可動式の蓋に出入り口をつける。出入り口の大きさは、横10cm、高さ12cmぐらいにして、ウサギの体の大きさに合わせる。出入り口が大きすぎると、箱内の温度が下がるので、保温にならないので注意する。
  • 素材は木製が良いが、合板はホルマリンガスがにおうため、動物が嫌う。
    木製が間に合わないときは、ダンボール箱に出入り口をつければよい。
  • 毎日の管理は、新聞紙をしいておき、毎日、蓋を開けて取り替えて糞などを取り去る。

チャボ

  • ウサギと同様につくる。
  • 寸法は、ウサギと同じくらいの箱で3〜4匹入れる。
  • 入り口はウサギより高く20cm近くにするが、実際に入れるかどうかを子どもに工夫させるとよい。

防風と防寒 

  • 風通しがよすぎる飼育舎の場合、可能な範囲で、厚いビニールを貼って風を防ぐとよい。春には、必ずビニールを除去する。
  • セキセイインコなど小鳥の場合は、校舎内の籠で飼うようにするが、夜にはダンボールの箱をかぶせて防寒する。飼育舎で飼う場合は、巣箱とビニールによる防寒が必要。
  • ビニールの中で、上に一つ裸電球をつけておけば暖が取れる。

栄 養

  • 体力を落とさないように、休日にも新鮮な水と餌を与える。(「命には休みがない」と、子どもに伝えるために、保護者等の支援を受けるとよい。親子の良い会話につながるとか・・)
  • 学校開放を活用して、行事に集まる親子等が担当する学校もある。
  • 特にセキセイインコなどの小鳥は、一日絶食すると約半数が死亡し、一日半絶食するとすべて死亡する可能性が高いので、注意する。

巣箱の事例

事例1 高さ50センチの棚の上に巣箱をおいている。ウサギが上り下りする坂道がつけてある。

巣箱の蓋は開閉でき、毎日 中に敷いてある新聞紙を取り替えて掃除する。

事例2 チャボのための児童制作の巣箱これも蓋は開閉するようにしてある。
事例3 木製巣箱と ダンボールの急場用巣箱段ボールは、壊れたら新しいものに交換する。

段ボール寒さ予防のため、小さな入り口の他は、すべて締め切る。中の新聞紙を毎日交換する。(箱が風で飛ぶと怖がって入らなくなる)

学校でのモルモット飼育の留意点
(モルモットはアンデス山脈原産の動物・適温は20℃)

社団法人 東京都獣医師会

  • 冬の飼い方・冬の寒さで死なせないために

    モルモットは低温や高温に弱いため、室外の飼育舎での飼育は困難である。 室内でケージ飼いをすることを推奨する。
    夜は、床からの冷気に当たらないように、ケージを完全に包んだ防寒が必要。
    (毛布は、モルモットが食べて、腸に詰まり死亡する事例も多々あるため、ケージを完全に段ボール箱に入れるのがよい。)

    厳冬期には、ダンボールの中にペット用ヒーター、あるいはひよこ電球などを入れ暖をとれるようにする。そのとき、モルモットにコードをかじられないように注意する。

  • げっ歯類導入時の注意

    ネズミの仲間であるげっ歯類は、ネズミから人への感染症を予防するためにも、病気がなく健康でおとなしい「実験動物」を購入するとよい。
    シラミがいる個体は野生のネズミと遭遇している可能性があるので、飼育を避けた方が無難である。(外部寄生虫や健康状態については獣医師に相談する。)

    実験動物は獣医師による飼育指導がある場合に限り、獣医師を介して購入可能である。

    野生のネズミと接触させないためにも、校舎内や室内で飼育する。

  • その他
    • ネズミと同じ仲間のげっ歯類のハムスターにおいても導入時の注意は同様である。
    • ハムスターは気温が5℃を下回ると、疑似冬眠に入り、死んだような状態になる。擬似冬眠を死亡と間違え、動物を埋葬した事例もあるので、暖房の工夫をする。
    • 学校で飼育しているウサギは、げっ歯類とは別の種類なので、人への感染症の心配はない。

問合わせ先:地域の東京都獣医師会支部の担当獣医師
または、東京都獣医師会 電話03-3475-1701

担当理事:m-nakagawa@vet.ne.jp


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